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2018年中学入試結果

2018年中学入試結果

”サクラサク"

明大明治中、東京農大中、明大中野中、富士見中、国学院久我山中、日大二中、三輪田学園中、女子美術大学附属中、実践女子中、大妻中野中他
受験生14名全員合格

K.Y.君 明大明治中、東京農大中、栄東中難関コース
R.M.君 明大中野中、東京電機大、埼玉栄中難関大コース
U.H.君 国学院久我山中
N.I.さん 富士見中、実践女子中
M.I.さん 国学院久我山中、日大二中
M.D.さん 女子美術大学附属中
M.Y.さん 三輪田学園中
S.Y.さん 実践女子中
A.F.さん 日大二中、大妻中野中、長崎日本大学中、秀光中
Y.U.さん 東京電機大中、文化女子大附属中
M.N.さん 和洋九段女子中
T.I.君 聖徳学園中
H.O.君 実践学園中
M.O.さん 実践学園中

2018年中学入試総評

2018年中学入試実績は上記の通りです。本年度の受験生はいつもの年より多く、受験生は14名で(受験科13名、一般クラス1名)、全員合格となりました。その内11名が第一希望合格、残り3名が第二希望合格ということで今年の受験は成功したと言っていいでしょう。14名全員が合格した中学に進学するようで、責任を果たせたかなとほっとしています。

今年の受験は、小6受験科が始まった2月時点で、小5受験科の持ち上がり組が7名、一般クラスから受験科に移ってきた方が4名、新しい入塾の方が1名という陣容で始まりました。その後、夏期講習までに4名の方が入塾しました。本年度は新しく入塾された5名の内3名は夏期講習まではきちんと通塾していたのですが、秋以降は1人ずつ櫛の歯が欠けるように脱落していきました。9月以降の急激な受験体制の重圧に耐えられなくなったと思われます。3名とも他の大手塾からの転塾組でしたが、1人1人面倒をみる(宿題をしてこないと目立ってしまうのです。)本多セミナーの雰囲気と合わなかったかもしれません。 脱落しなかった2名中の1人である4月入会のU.H.君はそれまで受験の勉強をしたことがなく、夏期講習が終わるころまで、算数は全く支離滅裂だったのですが、10月ごろから少しずつ理解し始め、見事第一希望の国学院久我山中に合格しました。何を言われてもへこたれない精神力と国語は悪くなかったことが勝因と思われます。でも10ヶ月の受験勉強でしかも4科目受験、よく合格出来ましたね。おめでとう!!

受験科が始まる2月に一般クラスから移ってきたN.Iさんはマイペースな女の子でした。一般クラスを半年ほど受講していたので基礎はしっかりしていました。あとは受験の算数 と理社の力を伸ばすこと。最初は戸惑っていましたが夏期講習位から徐々に力をつけ、見事第一希望の富士見中と実践女子中に合格しました。実は挑戦校として吉祥女子中も勧めていたのですが受験はしなかったようです。少しでも偏差値の高いところを勧める塾の嫌味な面を出してしまいましたが、彼女の選択の方が正しかったように思います。やはり「牛尾たるより鶏頭たれ」ですね。

小5受験科からの持ち上がり組は7名いましたが、それぞれ第一希望に合格しました。やはり受験勉強は小5の内からやっておいた方が有利に思います。たとえ小5の間は受験に打ち込んでいないとしても、小6になって初めて受験勉強するのとでは違うのです。 今回合格者を多く出した国学院久我山中、日大二中はほとんどこの小5からの受験組でした。2校とも4科受験の学校ですが、やはり1年で4科受験はきついのです。 一般クラスから受験科に編入してきた4名の方も何とか第一希望に合格しました。その中の1人のS.Yさんには一番はらはらしました。彼女は2月の受験科編入時点で、まだ国語・算数の基礎力が不足していました。本来2科目受験がよかったのですが、4科目受験を希望し、しかも滑り止めを全く受けず、それでも見事第一希望の実践女子中に合格しました。よかったね!!

実践女子中は2科でも受験できるので、もし2科の受験であればもっと安定した状態で受験に臨めたのではないかと思われます。2科目であれば理社の授業の代わりに算数の補講ができ、もっと算数の力を伸ばすことができたのではないかと思うからです。 S.Yさんと対照的なのがM.Dさんで、この方も2月一般クラスからの編入組です。小5の入会時(小5の夏から入塾)から女子美が第一希望で、学校の成績はちょうど真ん中位でした。女子美は2科目受験なので、受験科ではなく一般クラスを勧め、1月までじっくり基礎を固めました。小6になってからはもちろん2科目受験で、特に夏期に実力がつき、9月からはみんなが理社の勉強をしている間に算数を特訓することができました。その後スランプはあったものの、楽々第一希望の女子美に合格しました。おそらくかなり上位で合格したのではないかと思われます。 志望校が違うので単純に比較することはできませんが、小6になってから4教科受験を始めるのはかなり無理があるのです。 以上です。

みんなと違う発想を →→ 女の子だったら女子中を狙え

昔有名校だった女子中が入りやすくなっています。前は4科目受験でしたが、今は2科目でも受験できる学校が増えています。これらの女子中は6年後の大学進学に有力な推薦枠を持っているのです。しかもこうした女子中は偏差値の高いところから低いところまで選ぶことができるのです。 これから1年で受験を目指す方はやはり2科受験の方が断然有利です。理社の勉強している間に算数の勉強ができるからです。適切な指導を受ければ算数はすればするほど力が伸びます。2教科受験ならこれからでも受験は十分間に合います。(受ける学校によっては夏からでも間に合います。)女子中は今人気がありませんが、みんなが考えない学校を狙うところにほんとうにうまみがあるのです。

日大二中、国学院久我山中は小5の夏から

杉並区で人気のある上記2校は1年間の受験で合格が不可能とはいえませんが、4教科受験校なので小5の夏位から通塾しないと間に合わないかもしれません。何度も言うようですが、1年で4教科はきついものがあります。両校とも4科をきちんと勉強しておけば、1年半で合格できるはずです。 特に日二は高校受験が厳しいので中学受験は狙い目です。

勉強はできないが受験をしたいという人へ

6年生になるまでは、一切受験関係の参考書・問題集は使わずひたすら学校レベルの基礎問題を反復練習することです。とにかく基礎固めをすることです。受験レベルの問題を解いても全く役にたちません。4科目受験希望でしたら、理社だけはやっておくこと。ただ、2科目受験が望ましいことは言うまでもありません。下位の受験校はいくらでもあります。その中で3年後の高校受験の時に入れそうにない中学を受験すればいいのです。とにかく小6の1年が勝負です。必ず成功します。

長くなってしまいました。最後までお読みいただきありがとうございました。
本多セミナー 塾長 本多隆

本多セミナーは今年もまた一年間の中学受験請負います。