2012年中学入試結果報告
全受験生6名中5名第一志望合格
豊島岡中、浦和明の星中、吉祥女子中、中大付属中、桐蔭学園中(理数)、品川女子学院中、十文字中、東京電大中、女子美中、和洋九段中、実践学園中、京北中 他
本年度の小6受験科は昨年2月より9名でスタート。その後夏に1名、11月に2名が脱落し、結局、6名(女子5名、男子1名)が私立受験に挑戦しました。今年の受験科は本多セミナーが四谷大塚NETに加盟して3年目にあたります。小4から通塾している生徒が3名おり、その真価が問われる大事な年でもありました。
さて、その結果は、、、
この6名の合格校をまとめますと、
| O小Yさん | 通塾2年、受験勉強期間2年 | 豊島岡、浦和明の星、吉祥女子 |
| M小Kさん | 通塾1年、受験勉強期間1年半 | 中大付属、桐蔭学園(理数) |
| S小Sさん | 通塾3年、受験勉強期間2年 | 品川女子学院、十文字 |
| T小Yさん | 通塾1年、受験勉強期間1年 | 東京電機大付属 |
| N小Iさん | 通塾1年、受験勉強期間1年 | 女子美、和洋九段女子 |
| M小T君 | 通塾2年、受験勉強期間1年 | 実践学園、京北 |
となります。
O小のYさんは4年の夏期講習から参加。クラスには向いていないということで、個別で四谷予習シリーズの算数のみを受講。小4の時からよくできるお子さんでした。その後は通塾せず、講習の時だけ算数を個別で指導。小5になって受験科で国・算の指導を開始しました。Yさんは普段はおとなしいのですが、一度問題につまずくと涙を流して悔しがるという負けず嫌いで、何度か本多セミナーの先生方をてこずらせました。しかしこれは受験にかかせない大事な美質です。
受験は浦和明の星、吉祥、豊島岡という彼女にしてはかなりおとなしめな受け方でしたが、見事3校とも合格しました。塾としましては1日目があいていたのと、12月の四谷の合不合の結果から、桜蔭中に挑戦してもらいたかったのですが、、、No1の学校に合格してもらいたいという気持ちもさることながら、第1志望の豊島岡に合格を確実にするために、桜蔭中に挑戦してもらいたかったのです。実際、直前は守りに入り、かなり追い上げを受けていたような気がします。でもそれは杞憂でした。第一希望に合格できてめでたし、めでたし!
S小のSさんは小4の4月から参加。水泳クラブに毎日通っているということで、水泳と受験を両立させてお姉さんの通っている品川女子学院を受験したいという明確な目標を持ったお子さんでした。水泳はほぼ毎日通っているので、変則的な時間に四谷のα教材(四谷の基礎教材)で個別指導。小4の内はまだよかったのですが、小5になって成績が急落。四谷の基礎教材といっても基礎を身につけるにはそぐわない教材であることを、わかってはいながらも思い知りました。そこで心機一転、途中から一般教材にもどし、受験教材は6年になってからという方針に切り替えました。小5の秋に四谷の理社科を始められたのも彼女には味方しました。彼女には一緒に勉強する仲間が必要だったのです。そして小5の内に基礎力をつけることができました。小6になって徐々に成績を上げつつも、受験直前になっても第一志望校とのギャップは埋まりませんでした。しかし、最後の奇跡的な頑張りにより、見事第一志望の品川女子学院中に合格しました。水泳で鍛えた根性と勝負強さの賜物でしょうか。正直ほっとしました。役目を終えたという感じです。でも受験とスポーツの両立は難しいです。1月になっても私に隠れて水泳の練習に行ってたみたいですから、、、塾長の心塾生知らず!です。
M小のKさんは小5の冬期から参加。全教科型の利発なお子さんでした。受験勉強から1年以上も遠ざかっていて最初は普通でしたが、みるみる算数が急上昇。それにつれて他の教科も着実に伸ばしていきました。受験は超難関の第一志望は逃したものの見事、中大付属中、桐蔭学園中(理数)に合格し、四谷の合不合通りの結果となりました。私は密かに第一志望合格を期待していたのですが、、、、12月時点で国・理・社の成績が不安定で、得意の算数を個別でみて伸ばしてあげる時間がなかったのです。やはり1年間の受験の限界かもしれません。でも1年間でよくここまで伸びましたね。グッドチョイス、グッドチャレンジ!! 桐蔭学園に行くそうですが、6年後には早慶以上の学校に合格して雪辱を期してもらいたい。Kさん、君ならできる。
2科目で女子美1本をねらいたいというN小のIさんも5年生の冬期から参加。4年生くらいからきちんと個別塾に通っていたようで国・算の基礎力はあるのですが、受験の基礎は勉強しておらず、また算数の考える問題は大の苦手。最後までこの弱点を引きずりながら、入試直前を迎えてしまいましたが、12月、1月に猛特訓。本人も女子美の過去問を憶えるくらい繰り返し勉強し、根性で見事第一希望の女子美中に合格しました。国語が安定してできていたのも勝因のひとつです。
T小のYさんも5年生の冬期から参加。4科受験を希望していましたが、国・算の基礎力をつける必要があったので2科目を勧めました。5年生までまったく勉強をしていなかったそうです(本人の弁)。国・算2科目を学校レベルの成績にするのに半年、気づいてみたら、受験直前になってしまいました。Yさんはスロースターターで、よく考え納得してから先に進むタイプ。成績を伸ばすのに時間がかかるのです。模試結果は最後まで絶望的でしたが、1月の猛特訓で急上昇し、見事第一志望の東京電機大付属中に滑り込みセーフ。あと1ヶ月あれば1段上の挑戦校も合格していたでしょう。でも5年生の始めから4科目できちんとみたかったなあ!
M小のT君は小5の4月から入塾。始めから受験を希望していて、受験科で勉強したかったようですが、国語の成績が著しく低かったので5年生の間は一般クラスに在籍。補習では漢検の10級から8級あたりを個別で特訓、受験科は2月より参加しました。国語は少しずつ力を上げ、10月には漢検5級も合格するほどに伸びてきましたし、算数も順調に力を伸ばしていきました。受験は第一志望の実践学園中、おさえの京北中に見事合格しました。ほんとうはそれ以上の学校に挑戦させたかったのですが、実践は本人のたっての希望。背伸びをしない分をわきまえたりっぱな考え方でそれはそれで感心しました。私はT君の挙措動作が好きで、4月からそれが見られないと思うとちょっと残念です。
11月いっぱいで受験を断念したM小のY君のことも書いておかなければなりません。Y君は小4の夏期から参加。小4の時から本多セミナーに入塾するには出色の出来のお子さんでした。小4の2月から、豊島岡に合格したYさんと二人で小5受験科に在籍。小6受験科になってKさんが参加し、本多セミナーとしては最強の布陣となりました。しかし彼には受験意欲がなく、そのために伸びきれず、12月にリタイアしてしまいました。このまま受験していれば志望校を落とすか、志望校を落とさずに玉砕するしかなかったのですが、この時期によく受験を断念したものだと思います。この選択が吉と出るか凶と出るかはわかりませんが、言えますことは彼は間違いなく公立中で、中1の間はトップクラスになるということです。なにしろ4科はほぼ中2の範囲は終わっているのですから、、、でも何もしないで成績がいいというのは危険なことです。
これを吉とするためにも大手の塾に入って鍛え直してもらい、中学受験の第一志望より高い学校に合格してください。
授業をじゃましてやりにくかったと先生は多いのですが、Y君3年間通塾してくれてありがとう。そして受験科を盛り上げてくれてありがとう。
本年度の教訓
- 今年はできるメンバーもいたので特に実感したのですが、上位校がしぼられ、上の学校はますます難しくなり、中位の学校が少しずつ易しくなっています。やはり受験者数が減っているのかもしれません。ですからねらい目は中上位校です。(首都圏模試偏差値55~62位)
- もし体力があれば、2月1日~3日まで全部挑戦し、4日以降、もしくは午後受験で滑り止めを。近年の中学受験の結果はものすごく速いのです。第一希望を初日に合格した受験生は2日目から受けていないのです。本来は3日~5日の2次試験の方が難しいと言われていましたが、今はもう1日目より易しいかもしれません。午後入試など受験のバリエーションが増えたためです。
- 偏差値50以下の学校は受験者数減で苦しがっています。今は4科受験が主流ですが、これから2科受験に戻す学校が増えるのではないでしょうか?2科目受験であれば、今年のメンバーもそうでしたが、1年間の受験で十分戦えます。(本多セミナーは1年間の中学受験請負います。)
- 今は昔と違って、中堅レベル(偏差値60以下)の学校であれば、おけいこ事と受験の両立が可能です。受験科クラスで来られない曜日があっても、個別と補習でフォローします。
以上
入試実績は塾の通信簿です。私が入試実績を書く最大の目的は、大手塾のように有名校の数を列挙することができないので、これから受験するお子さんやご家族の方に、今年はいかに戦ったかを可能な限り正しく伝え、受験の参考資料として役立ててもらい、自分も受験に挑戦してみようかなという受験生を掘り起こすことです。また、この報告はこれまで一緒に戦ってきた戦士たちとのお別れのメッセージでもあります。ですから、将来本多セミナーの受験生が読むことを意識して書いてもいるのです。受験に成功した方には有頂天になるなと戒め、うまくいかなかった方には、これを糧にして、もっと目標を高くとエールを送っているのです。
