荻窪の学習塾・本多セミナー
大人になって振り返る算数
大人になって振り返る算数
割合の考え方1
[問]
ある品物を定価の2割引の6,000円で買いました。この品物の定価はいくらでしょうか。
この問題の模範解答を記す前に、一般的大人の考え方をまとめておきます。
我々が日常使う2割引とは?
お店で500円の2割引という値札を見たとします。500円の1割は50円なので2割は50×2=100円。これを500円から引くので、ざっと400円だと自然に計算できます。
よしよし!と前の問題を読み返しますーーおや、1割ぶんがわからない?そうか、全体の10割なので2割引いた残りの8割が6,000円。つまり1割6000÷8=750円。全部で750×10=7,500円、、、、めでたしめでたし!
さて模範解答は?
[解答]
1-0.2=0.8 6,000÷0.8=7,500 (答)7,500円
ん?ん?なんだこれは!
[特に詳しい解答]
2割引なので 1-0.2=0.8 これが6,000円に相当するので 6,000÷0.8=7,500
(答)7,500
ん?やはりわからない。 どうやら日常生活での考え方と小学校での勉強(特に中学受験用)としての考え方は違うようです。これでお子様の頭の良し悪しなど量れるものではないですね。
次回はさらにこの問題を続けます。